弁護士座談会~大阪和音法律事務所の特徴について~

 田保:今日はうちの事務所に応募したいと考えておられる弁護士の方や修習生の方向けに、どんな感じで働いているのかということや、うちの事務所の雰囲気などを知ってもらうための座談会を企画しました。

応募を考えている皆さんが知りたいと思うテーマをいくつか選んで、それをもとに、ざっくばらんにお話ができればと思いますので先生方よろしくお願いします。

 

田保:まずは軽く自己紹介をお願いします。和田先生からお願いします。

和田(写真右):和田慎也です。修習期は56期で、出身は兵庫県です。京都大学法学部を出て弁護士になりました。趣味は読書と映画鑑賞、それから釣りと山歩きが好きです。よろしくお願いします。

 

田保(写真左):田保雄三です。修習期は65期で、出身は京都です。京都大学法学部・同志社大学のロースクールを経て弁護士になりました。趣味は旅行と歴史小説を読むことです。47都道府県の旅行を制覇したいと思っています。歴史小説は、その年の大河ドラマの時代のものを読んでいることが多いです。よろしくお願いします。

 

上塩入(写真左から二番目):上塩入早紀です。修習期は73期で、出身は大阪府です。立命館大学法学部、神戸大学法学部、神戸大学ロースクールを経て弁護士になりました。趣味はドラマを見ることと、ご飯を食べに行くことです。だんだんと外食できるような状況になっているので、また食事に出かけたいなと思っています。よろしくお願いします。

 

安部(写真右から二番目):安部雄貴です。修習期は74期で出身は愛知県です。京都大学の法学部とロースクールを経て弁護士になりました。趣味はアウトドア系では旅行や水泳、インドア系では映画鑑賞あたりで、最近はYouTubeの生配信も良く見ています。帰宅してから映像系のコンテンツを見て過ごすことが多いのですが、時々アウトドアをして、健康に気をつけるようにしています。

 

入所の決め手

田保:ありがとうございます。では、早速テーマごとにお話を伺っていきたいと思います。まずこれは若手の先生方お2人にお聞きしたいのですけれども、うちの事務所に入所した決め手は何だったのでしょうか?まず上塩入先生お願いできますか。

 

上塩入:就活時に事務所説明会に参加したのですが、その説明会で先生方がお話されている際の雰囲気がとても和やかで、こういう環境の中で働けたら安心かなと思ったのが大きな決め手です。あとは、特に家事分野を専門的に扱っているということだったので、家事分野の専門性を身に着けることができると考えたのも決め手になりました。

田保:安部先生いかがですか。

安部:自分も雰囲気が大きな決め手になったところは同じです。自分は、お酒をいっぱい飲んだり、体育会系でガツガツやるっていう感じの事務所よりは、和やかな雰囲気の事務所を探していたので、ホームページで公開されている弁護士紹介ページの趣味の欄あたりも見ながら、話が合いそうだなと感じたところが大きかったですね。

事務所選びの段階では、離婚事件ばかりでは弁護士としてのスキルが身につかないのではないかという心配がありましたが、事務所説明会で先生方の話を聞いて、相手方の特性や損得判断を踏まえた交渉、依頼者の意向と事件の落としどころを調整しながらの方針協議といった弁護士としての基本的な力や技術は十分に磨いていけるかなと感じたので、この事務所に決めましたね。

 

入所するにあたっての不安

田保:ありがとうございます。入所するにあたって不安などはなかったのでしょうか?上塩入先生いかがですか。

上塩入:私は正直あまりなかったです(笑)。知人が弁護修習先として事務所で修習を受けていたので、その知人から弁護士・事務局・事務所全体の雰囲気も聞いていました。その中で、事務所全体の仲もよく、仕事もしやすい環境だと聞いていたので、あまり不安はなかったです。

 

田保:ありがとうございます。安部先生いかがですか。

安部:離婚事件が多いということで、入所を決めた後も、家事調停の拘束時間の長さや、待ち時間中の依頼者とのコミュニケーションといったところにはまだ少し不安がありました。もっとも、入所してから先輩方と事件を一緒に取り扱っていくうちに、待ち時間を依頼者との打ち合わせの時間に使えば効率的に事件処理を進めることができることや依頼者との信頼関係作りの意味でも実は大切な時間であるということがだんだんわかってきたので、今ではそのあたりの心配はなくなってきたなと感じています。

 

田保:なるほど。安部先生は三重の津市で修習をされていたと思うんですが、そことの違いみたいなもの何かありましたか。

安部:三重にいたときは電車の本数も少ないし、支部まで行くのが大変だなと感じていたのですが、大阪はすごく支部が少なく、この事務所は大阪のどの支部にも電車の乗り換え1回程度で行ける位置にあるので、裁判所までの移動の負担もかなり軽くなっていると思います。

 

 

入所後のギャップ

田保:次の質問ですけれども、実際入ってみてギャップとか、そういうものはありましたか?これはちょっと聞くのが若干怖いんですが()、正直に答えていただければと思います。上塩入先生、いかがですか。

上塩入:事務所という意味では、ギャップは全然なかったかなと思います。先生方の雰囲気も事務所説明会のときと同じで、「入所してみたら全然違う」というのもなく、とても和やかに仕事をさせてもらっています。また、話しやすい雰囲気も事務所説明会のときに感じたものと変わらないので、事件処理についても、スムーズに質問や相談をしながら進めることができています。

ただ、事件を取り扱うという意味では少しギャップはありました。法律以外の周辺知識関係、たとえば税務や社会保険などの知識が結構必要になるっていうところに少し驚きました。あとは、事件を扱うにあたって、人の気持ち面が要になることも結構多く、人の心理関係に関する理解っていうのがすごく重要なのだなということに気づいたのはいい意味でのギャップだったかなと思います。

 

和田:「事件を扱う際には人の気持ちに対する理解が必要」という点は、うちの事務所に限らず、実はどんな事務所であっても求められると思いますね。たとえば、企業法務を多く扱う事務所でも、依頼者の気持ちや心理をきちんと理解できないと、依頼者との信頼関係も築けないでしょう。また、企業を動かすのは人間ですから、企業法務であっても人の気持ちを慮ることが適切な事件処理につながるということが多くあると思います。そういう意味で、どの事務所に行っても同じようなことが言えるのかなと思いますね。

上塩入:そうですね。

 田保:ありがとうございます。安部先生は、入所してみてのギャップなんかはありましたか。

安部:自分も事務所のイメージに対するギャップはほとんどありません。デスクが一体になっておりパーテーションも低いので、当初期待していたとおり、個人担当の事件であっても、事務所の先輩方に相談しやすい環境だなと感じています。

あえて挙げるとすれば、修習中に傍聴した期日の際に、弁護士が手帳に予定をぎっしり書きこんでいた印象が強く、入所前にはりきって大きめの手帳を買っていたのですが、入所してみると、スケジュール管理は専らアプリを使っているので、手帳の方はほとんど白紙のままになっているというのが、ある意味ギャップかもしれないですね(笑)。

 

 

和田:うちの事務所では、事件管理システムとしてkintoneを導入していて、スケジュール管理アプリもスマホで見られるようにしているので、スケジュール管理の場面でも紙の手帳を使うことはないですね。

 

安部:はい。業界的にまだまだ紙媒体が多いイメージも強かったのですが、うちはインターネット関係が整っているというか、事件の進捗に関してもアプリ内で管理していて事務所外でも簡単に確認できるというのは、いい意味でのギャップでしたね。

書面や証拠もクラウドでスキャンファイルを共有しているので、リモートワークをしやすい環境が整っているのは、当初想定していなかったです。

 

和田:うちの事務所は、新型コロナの蔓延がきっかけでDX(デジタルトランスフォーメーション)を本格的に進めるようになったんだけど、正直に言って、まだまだ発展の余地があると思います。これからも、積極的に取り組んでいきたいなと思っています。

 

仕事の種類

田保:次に手持ち案件の種類とか、どれぐらいの分量の仕事を持っているか、というのをお聞きしたいと思います。上塩入先生、手持ち案件の種類や量は、どの程度か教えていただいてもいいですか。

 

上塩入:やっぱり離婚と不貞慰謝料が一番多いイメージで、8割ぐらいが離婚と不貞慰謝料ですね。あとは時々相続があったり、インターネット関係の事件があったり、顧問先からの相談があったりという感じです。あとは、国選の刑事事件もやっています。

 

田保:最近は相続の案件が結構増えてきてますよね。相続は、やっぱり相続人の数が多いと作業量が増えて大変ですよね。

 

安部:そうですね。相続事件は、相続人ごとにやり取りしたり、遺産ごとに評価資料を集めたりする必要があるので、実際にやってる作業の分量という意味でも、相続事件の割合が結構増えている印象はありますね。

 

田保:なるほど。相続は複数人で担当することが多いので、分量が多いところも分担しながらできたりすることで何とか乗り切ってるという感じですね。

和田:僕も離婚の案件が多いですが、最近は、相続に向けた生前対策や遺言のご依頼も増えてきています。昨日は、依頼者が入所されている介護施設まで出かけて、ご本人のご意向をお伺いしながら、どのようなスキームがいいか、どのような内容の遺言がいいかといった点について打ち合わせをしてきました。

 また、顧問先から依頼を受けることもあります。よくあるのは、「取引先が倒産しそうだが、どう対応したらいいのか」という相談や「問題社員にどう対応したらいいのか」という相談、あるいは、「契約書をチェックしてほしい」などといった案件ですね。あと、最近ご相談を受けたのは「本店を移転することになったので、それに伴ってどう対応すればいいのか、どのような手続きが必要か」というものでした。こういった事案は、法律上・手続上必要となる知識を幅広く整理して、できる限りスピーディにご提供することが求められます。

働き方について

田保:なるほど。ありがとうございます。では、業務時間とか、どんな場所で働いているかというようなところを順番にお聞きできればと思うんですが。上塩入先生いかがですか。

 

上塩入:私は、午前9時台に出勤して、早ければ午後6時~7時台に帰ることもあります。事件の動きによって遅くなるときもありますが、テレワーク環境が整っているので、遅くなりそうだというときは、いったん帰宅してご飯を食べて、そこから家で起案をするといった方法をとることもあります。土日に仕事をするということは基本的にはなく、リフレッシュしています。

 

田保:やっぱりテレワークができるというのは、調整のために使えたりするので、便利ですよね。

 

上塩入:そうですね。

田保:僕も子供がいるので、幼稚園に送ってから、9時半から10時半ころに出勤して、夜は午後6時台ぐらいに帰るということが多いですね。朝が早いので、余裕がないときは早朝に起案をしているということもありますが、土日に仕事をするということは基本的にないですね。安部先生はいかがですか。

安部:僕もそんなに他の先生方と変わらないんですけど、その日に入っている期日や打ち合わせのスケジュールに合わせて9時から10時頃に出所しています。帰りもその日に届くメールや、抱えている起案の分量に応じて、早ければ18時台に帰る日もありますし、遅くても21時とか22時ぐらいには帰っているかなという印象ですね。

 

田保:なるほど。

 

和田:うちの事務所では、弁護士については、特に出勤時間、退勤時間を決めていません。担当する事件の処理や、新件相談への対応に支障が出ない限り、いつからいつまで事務所に出るかはそれぞれの弁護士の自由ということにしていますね。

 

大阪和音法律事務所の良いと思うところ

田保:ありがとうございます。あとうちの事務所のいいと思うところを伺っていきたいんですけれども、上塩入先生、いかがでしょう。

 

上塩入:事務所の雰囲気がいいっていうのがまずベースにあって、その上ですぐに相談できたり、報告できる環境になっているのは、すごく働きやすいなと思っています。

 

田保:安部先生はいかがですか。

 

安部:僕も事務所の雰囲気が良いという点は何度も話してると思うんですけど、依頼者の方が一般の方が多くて女性の離婚の相談も多いので、日中に連絡のつく依頼者が多く、反対に夜間対応を求められて困るみたいなことが少ないなと感じています。離婚事件が多い事務所の隠れたメリットかもしれないですね。

 

田保:確かに、女性の依頼者が多いので、勤務時間の時間帯での対応がしやすいというのもあるかもしれないですね。

 

上塩入:夜のすごく遅い時間の打ち合わせとかもないですよね。

 

和田:田保先生はどうですか。

 

田保:そうですね。やっぱりみんなの仲がいいというのはすごく大きいなと思います。人間関係が大変だと、仕事をするのはすごくつらいことになってしまいますし。そういう点では本当に問題なく、事務局とも皆さん仲良くしていただいていますし、自分自身、働きやすい場所だという気がしていますね。

 

安部:この前も、弁護士・事務局全員でバーベキューに行きましたね。あのときのお肉、美味しかったですね。

 

上塩入:そうですね!

和田:あとは、うちの事務所は立地もいいと自負しています。大阪のほぼ中心で、大阪の本庁や堺支部・岸和田支部、それから尼崎や伊丹など関西圏のいろいろな裁判所へのアクセスがいいと思いますし、依頼者がうちの事務所まで相談に来てもらうのも、比較的楽なのではないかなと思います。なお、依頼者からのご相談に関しては、事務所まで来ていただくだけではなく、電話やZoomを使った相談にも対応していて、依頼者にとって相談しやすい場所になるようにこれまで心がけてきましたし、そのようになりつつあるんじゃないかなと考えています。

 

さいごに

田保:ありがとうございます。最後に和田先生、応募を考えている修習生や弁護士の方に対してのメッセージをお願いできますか。

 

和田:はい。私たちは、これから一緒にこの事務所を育てていってくれる方を仲間として迎えたいと思っています。そして、その仲間が、この事務所で仕事することで人生の幸せを感じる、あるいは、弁護士としての成長ややりがいを感じるようになれば、何より嬉しいことですし、そのような事務所であり続けられるよう、今後も頑張っていきたいと思っています。本当に弁護士としての腕を磨きたい、いろんな事件を経験したい、専門性を磨きたいという方、そして、同じような考え方の仲間とともに仕事をしてきたいという方が、うちの事務所の仲間になってくれることを心から願っています。よろしくお願いします。

 

田保:先生方、ありがとうございました。

 

全員:ありがとうございました。

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