相談から依頼への流れ
Ⅰ ご相談に対する当事務所の基本方針
大阪和音法律事務所の所長の和田でございます。
初めて弁護士にご相談をされる際は、いろいろと考え、迷われることも多いと思います。
たとえば、
〇 わたしの今の状況で弁護士に相談してもいいのかな?
〇 弁護士はわたしの話をちゃんと聞いてくれるかしら?
〇 弁護士に相談しても、自分の気持ちを理解してもらえないのでは?
〇 離婚したいと相談したら、「勝手だ」などと言われないかな?叱られないかな?
といったことを思い悩まれる方もいらっしゃると思います。
そのお気持ち、よく分かります。
私も、初めての歯医者や病院に行こうと思った際、同じようなことをいろいろ考えてしまった経験があります。
でも、ご安心ください。大阪和音法律事務所は、初めての方でも安心して弁護士に相談ができるよう、以下のことを心掛けています。
〇 丁寧な電話対応を心がけます。
〇 にこやかに来客対応をいたします。
〇 清潔かつ明るい相談室をご用意してお待ちしております。相談室は完全個室で、相談時のお話を担当弁護士以外の者が耳にすることはございません。
〇 相談時も、相談者の声に耳を傾け、分かりやすくお話をします。
〇 いろいろな状況の方に対応した受任プランをご用意しています。また、ご依頼いただいた場合の費用も弁護士からできる限り詳しくお伝えします。
〇 相談だけの方にも丁寧に対応します。
お問合せいただいてからの流れが分からず、不安に思う方もいらっしゃると思いますので、以下では、その点について具体的にご説明いたします。
Ⅱ 初回相談までの流れ(来所相談の場合)
1 初回相談のご予約
まず、お電話・ホームページ上のお問合せフォーム、LINE でご予約ください。
お急ぎでご相談されたい方は、平日 午前9時から午後5時30分までの間にお電話をいただくのが一番早いと思います。
お電話は、06-6940―4704までお願いいたします。
担当の者が相談のご予約をとらせていただきます(営業時間外にお電話をいただいた場合は、翌営業日に担当者よりご連絡をさせていただきます)。
その際、事案の概要やご本人様及び配偶者の方のお名前等をお伺いすると思いますが、法律相談をスムーズに進めたり、利益相反の有無を確認するために必要な事項ですので、何卒ご協力をお願いいたします。
また、弁護士事務所のスタッフは全員守秘義務を負っており、皆様からお問い合わせをいただいた事実やお問い合わせの際にお伺いした内容等について第三者に開示することは決してございませんので、ご安心ください。
ホームページ上のお問合せフォーム、LINEでの予約は24時間受け付けております。
当事務所において受付けた後できる限り早いタイミングで担当者よりお電話あるいはご返信をさせていただき、予約をとらせていただきます。
ご相談の予約は平日の午前10時から夕方までの時間帯で取らせていただきます。
なお、この時間帯であっても、ご予約の状況や弁護士の業務の状況によってはご希望に添えないこともございますので、予めご了承ください。
女性の方からの離婚に関するご相談は初回・1時間まで無料となっております(2回目以降は30分あたり3300円(消費税込み)となっております)。
男性の方からの離婚に関するご相談は30分あたり3300円(消費税込み)となっております。この点も予めご了承ください。
2 初回相談の持ち物
⑴ 初回相談に際して、当事務所独自の書式の「相談票」(病院における「問診票」みたいなものです)へご記入をお願いしております。
相談票は、こちらからダウンロードしていただき、ご記入の上でプリントアウトして当日にご持参ください。あるいは、紙の相談票もご用意しておりますので、相談当日、ご予約の時間の10分ほど前にご来所いただき、当事務所の相談室にて記入いただいても構いません。
⑵ 相談票以外にも、以下の資料がございましたら相談の際にご持参ください。
なお、これらの資料がなくともご相談は可能ですので、ご安心ください。
・配偶者による暴言・暴力の証拠(LINEのやりとり、写真、日記など)
・配偶者の不貞行為の証拠(LINEのやりとり、写真、興信所の調査報告書など)
・夫婦双方の収入が分かる資料(源泉徴収票、課税証明書、確定申告書類など)
・夫婦双方の財産が分かる資料(預金通帳、不動産の査定書、保険証券など)
・弁護士や裁判所から届いた書面
3 相談当日のご来所
⑴ ご予約された日時に当事務所までお越しください。
事務所の場所は、こちらの地図等をご参照下さい。
最寄り駅は、大阪メトロ 谷町線・堺筋線の南森町駅です。JR東西線大阪天満宮駅も徒歩圏内です。これらの駅から事務所までの経路はこちらの地図・動画をご参照ください。
お車でお越しの場合、申し訳ございませんが、当事務所専用の駐車場はございません。
当事務所が所在するビルに設置された立体駐車場(有料)か、近隣のコインパーキングをご利用ください。
なお、当事務所のある「南森町」周辺は比較的交通量が多く、渋滞することもございますので、お車でお越しの場合は、時間に余裕をもってお越しください。
場所や経路が分かりにくい場合は、ご遠慮なく、お電話にてお問合せください。
⑵ 当事務所はビルの3階にございます。
ビルの1階に三菱UFJ銀行のATMコーナーがあり、その向かって右側にビルの1階がございます。
エレベーターで3階まで上がられましたら、事務所エントランスに設置された電話の受話器をおとりになり、お名前をお伝えください。
担当者がすぐにお迎えに上がり、相談室までご案内いたしますので、その場でそのままお待ちください。
⑶ 相談票をご持参いただいている場合は、お迎えに上がった担当者にお渡しください。
当日相談票をご記載いただく場合は、相談室に相談票の用紙をご用意しておりますので、備え付けのペンでご記入をお願いいたします(相談室には老眼鏡もご用意しておりますので、必要でしたらお使い下さい)。
⑷ 相談担当の弁護士は、ご記入いただいた相談票に予め目を通した上で、相談室に入室をいたします。相談票の内容を確認するために少しだけお待たせするかもしれませんが、椅子におかけになって、お待ちください。
もしトイレのご利用をご希望の場合は、弁護士またはスタッフまでお申し出ください。ご案内させていただきます。
⑸ 相談当日、付き添いの方と一緒に相談を受けたいというご要望をお受けすることがあります。
お一人では心細いということもあろうかと思いますので、基本的に付き添いの方といらっしゃることに問題はございません。ただ、問合せ時、あるいは、ご来所時に付き添いの方が相談者の方とどのような関係の方か予め確認させていただくことがございますのでご了承ください。また、付き添いの方が利益相反の可能性がある方の場合は、ご相談への同席をお断りすることもございますので、この点も予めご了承ください。
4 弁護士との相談
⑴ 担当弁護士は、相談票の内容や、お問い合わせの際にお伺いした事案の概要を予め確認した上でご相談に対応させていただきます。
相談室では、皆様のお話をしっかりとお聞きしつつ、事案の解決に向けてポイントとなる項目をご質問させていただきます。具体的には、以下の項目についてご質問するケースが多いです。
① 離婚を考えた理由
② ご夫婦の間におけるこれまでの話し合いの状況・内容
③(別居されている方の場合)別居の経緯
④ ご夫婦のご職業・収入
⑤(お子様がいらっしゃる方の場合)お子様の人数・年齢
⑥(お子様がいらっしゃる方の場合)これまでのお子様の監護状況、現在のお子様の状況
⑦ ご夫婦それぞれの名義の財産とその取得の時期・経緯
(特に、不動産(持ち家)に関して、⑴購入時の金額、⑵購入時に設定した住宅ローンの金額、⑶住宅ローンの債務者と保証人、⑷頭金を出した場合、誰がいくら支払ったか、⑸不動産の現在の査定額、⑹住宅ローンの現在の残高 といった情報があると、より具体的なアドバイスがしやすくなると思います)
⑧(離婚を希望されている方の場合)希望する離婚条件(お子様の親権、養育費、財産分与、慰謝料等)や、離婚後にどのような生活を希望するかという点
⑨(離婚を希望されていない方の場合)離婚をしたくない理由、離婚についてどのような不安を抱いているか
その他にも、相談時に気にかかっていることがございましたら、なんでもご相談ください。
⑵ 担当弁護士は、相談者の方それぞれの希望や状況をお聞きした上で、解決までの道筋や検討すべきポイントを整理し、かつ、分かりやすくお話をさせていただきます。
もし弁護士の説明内容が分かりにくければ、遠慮なく、その場で聞き返してください。
できる限り分かりやすい説明をさせていただきますし、口頭ではなく図にして示した方が分かりやすい内容につきましては、相談室に備え付けのホワイトボードに記載してご説明することも可能です。
ホワイトボードの内容は、相談終了後 写真にとって保存していただいても結構です。
ただし、ご相談内容の録画・録音はお断りをさせていただいております。ご理解の程、よろしくお願いいたします。
⑶ 仮に、皆様が希望される内容を実現することが法的に困難な場合は、弁護士からその理由を分かりやすくご説明し、現実的にどのような内容であれば実現可能なのか、そして、どのような対応策・代替策があるのかという点もご説明させていただきます。
さらに、弁護士に依頼することでどのようなメリットがあるか、弁護士費用としてどの程度の金額がかかるか、解決までどの程度の時間がかかるかといった点についても、分かりやすくご説明させていただきます。
⑷ 他方で、我々から一つの結論や方策を相談者の方に強要することや、弁護士に依頼することをしつこく勧誘するといったことは決していたしません。
様々な対応策それぞれのメリット・デメリットを相談者の皆様ご自身が正確に理解し、その上で、相談者の皆様が自ら納得する選択をするお手伝いをすること、それが我々弁護士の職務と考えております。
Ⅲ 弁護士への依頼を希望される場合
1 委任契約書の調印について
⑴ 弁護士とのご相談の結果、相談者の皆様が「弁護士に依頼したい」と考えられた場合は、まず委任契約書の調印を行います。
「契約書の調印」というと、緊張される方や面倒くさいと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、委任契約書の調印にあたっては、まず弁護士より契約書の内容について丁寧にご説明し、ご不明な点が残らないよう、どのような質問にもお答えいたします。
その結果、契約内容にご納得いただいた場合にのみ委任契約書に署名・押印をしていただけば結構です。
委任契約書は、弁護士と依頼者の信頼関係を支えるものであり、弁護士と依頼者が協力して適切な問題解決を実現するためにも重要な意味を持つと考えておりますので、ご協力をお願いいたします
⑵ なお、弁護士から契約の内容について説明を受けても、その場では契約するか決められない、あるいは、誰かに相談してから決めたいとお考えの方もいらっしゃると思います。
その場合は、その旨率直に弁護士に申し出てください。契約書をお持ち帰りいただき、改めてご検討いただくことも可能ですし、次のご相談日の予約をその場で行い、その日までじっくりご検討いただくということでも構いません。
⑶ 委任契約書の調印の際には、依頼者様から写真付きの身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)をお預かりし、コピーをとらせていただくことになっておりますので、ご協力をお願いいたします。
2 着手金について
委任契約書の調印後に着手金のお支払いをお願いしておりますが、お支払いは基本的に振込みの方法でお願いしております。
そのため、契約書調印時に、現金でご用意いただく必要はございません。
振込先につきましては、委任契約書調印時に銀行口座をお伝えいたしますので、ご対応をお願いいたします。
なお、恐縮ですが、振込時の振込手数料は皆様でご負担いただきますよう、お願いいたします。
3 依頼後の弁護士との協議について
弁護士にご依頼いただいた後は、事件処理の方針等について、適宜協議をしながら事件処理を進めていきます。
協議の方法は、ご来所や電話、Zoomなどを用いて行うことが可能です。
これらの協議について各回相談料が発生することはございませんが、相談の日時については予めご予約をとっていただいております。
なお、弁護士にご依頼いただいた後は、メールで弁護士とやりとりすることも可能です。
4 帰宅後にやはり弁護士に依頼したいと思ったら
・ まずは、電話かメールで当事務所にご連絡ください。
・ その際、ご自分のお名前、初回の相談にご来所いただいた日時、
初回の相談を担当した弁護士名をお伝えください。その上で、予約をおとりいただき、再度ご来所ください。
・ 初回の相談から期間が経過していても大丈夫です。
当事務所において、初回にご相談に来られた際の記録を保管しております。
また、初回の法律相談後に新たに生じた事情・状況等については、ご来所時に改めてご説明ください。
・ 弁護士が改めて事情を確認し、適切な契約プランと料金をご提示いたします。
・ ご納得いただきましたら、当事務所において委任契約書を作成した上で、その内容を丁寧にご説明します。
内容にご了承いただきましたら、ご署名・押印をお願いいたします(印鑑は認印で結構です)。
・ ご依頼いただく場合の着手金は、その場で現金でお支払いいただいても構いませんし、後日振込でも結構です。
なお、クレジットカードはご使用になれませんので、あらかじめご了承ください。
・ 弁護士への依頼まではしないが、再度法律相談だけしたい、という場合でも、ご遠慮なく当事務所までご連絡ください。
ご来所の予約をとらせていただきます。ご来所時は、1回目と同じ弁護士が法律相談を担当いたします。
なお、2回目以降は、相談料が発生いたしますので、あらかじめご了承ください。