DV被害を受けているのではないかと感じている方へ
DV被害を受けているのではないかと感じている方へ
DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉は、広く世間に認知され、多くの方が何らかのイメージを持っておられると思います。その形態は、
・殴る蹴るなどの身体的なもの
・無視したり「お前はダメな人間」「誰のおかげで生活できるんだ」など酷い言動で心を傷つける精神的なもの
・性行為の強要や避妊に協力しない等の性的なもの
まで様々です。いずれにしても、一生を誓い合った配偶者の人格を否定する、最低の行為だということは言えるでしょう。
しかし、配偶者からひどい仕打ちを受けていると感じていながらも、
「叱られたり、殴られたりするのは自分に悪いところがあるからだ」
「暴力を振るうのは私の事を愛しているからだ」
「叱ったり殴ったりしないときは優しい人なのだから、私が我慢すれば済む」
「逃げたらもっとひどいことをされるかもしれない」
「子どもが学校に行けなくなるかもしれない」
などの様々な複雑な思いから、別居や離婚に踏み切れない方がたくさんおられます。
また、そもそも「自分はDVを受けている」という認識さえない方もおられます(参考:DV被害者チェックリスト)。
しかし、自分の受けている仕打ちがDVにあたるかどうかという以前に、そのような仕打ちに耐えて作る夫婦関係が、幸せな夫婦関係と言えるでしょうか。また、そのような精神的ダメージを受け続ける中で子育てをすることが、本当に子どものためと言えるでしょうか。
さらに言えば、常に相手の機嫌をうかがい、不安や恐怖心からの行動に終始する生活を続けていくことを、あなたは一度きりの人生で選択したいでしょうか。もしそのような人生から抜け出したいと感じているならば、別居や離婚に向けた具体的な方策を考え、行動を起こすべきです。
そのためには、まずは現状から抜け出す勇気と決断が必要です。DV加害者は、(意図してかはともかく)暴力を振るったかと思えば急に優しくなるという二面性を持っており、この二面性が、被害者の決断を鈍らせていると言っても過言ではありません。
しかし、そのようなDV加害者の二面性が治ることはありません。あなたの配偶者が「二度としない」と言うのは、外部の人間に相談等をさせないための方便に過ぎず、あなたに対する本当の優しさではないかもしれません。本当にあなたに対する優しさがあれば、傷つく言葉を浴びせたり暴力をふるったりなど、決してしないはずです。
「優しい時もあるのだから」といった感情を捨て、二度とその手には乗らないという強い意志が必要です。「抜け出そう」という選択をされた方には、当事務所の弁護士は、離婚事件に関する豊富な経験と専門性を生かし、全力でお手伝いさせて頂きます。
また、決断ができずに悩んでいる方についても、状況に応じた最適なアドバイスをさせていただきます。「こんなことを相談して、責められたり怒られたりしないだろうか」「相談したことが相手にばれないだろうか」「弁護士に相談したらすごく費用が掛かるのではないか」などと悩む必要はありません。
当事務所の弁護士は、相談内容を聞いて、責めたり批判したりすることはありません。また、弁護士は守秘義務を負っていますから、ご相談の中でお聞きしたことを外部に漏らすことも決してありません。さらに、当事務所では、女性からの離婚相談は初回1時間を無料にしております。
心が折れそうになる時こそ、隣に寄り添って味方になってくれる専門家が必要です。一人で悩まずに、まずはご相談ください。
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