婚姻後同居期間がない夫婦について、夫から妻へ解決金20万円を支払う内容の調停離婚(期日2回)が成立した事例
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婚姻後同居期間がない夫婦について、夫から妻へ解決金20万円を支払う内容の調停離婚(期日2回)が成立した事例
事案内容 |
離婚 |
依頼者 |
30代前半女性 | 無職 | ||||
相手方 |
夫:会社員 |
結婚暦 |
結婚歴1年8カ月 | うち同居期間なし | ||||
子供 |
1人 |
事案内容
妻が結婚前からうつ病を患っていたため、結婚直後の出産時から実家で出産・育児を行っており、夫と別居が継続している。夫が妻の言うことに耳を傾けず、自分の非を認めない性格のため、妻が離婚を決意。離婚協議・調停の代理人を受任。
手続
離婚協議→離婚調停申立→調停離婚成立
解決内容
弁護士より夫に連絡をとり、電話で離婚に向けた協議を行いましたが、夫は離婚自体には応じるが子の親権は譲れないと主張し、協議は平行線をたどりました。そのため、離婚調停を申し立て、離婚・子の親権・養育費の支払いとともに、妻が婚姻期間中に自ら出した借家の保証金等合計36万円の返還を求めました。これに対し、夫は子の親権と離婚慰謝料400万円の支払いを請求しました。調停期日を重ねる中で、夫の譲歩を引き出すことに成功し、①子の親権者は妻、②月額3万円の養育費、③夫から妻へ解決金20万円の支払い、④妻から夫への慰謝料支払いはナシ という内容で調停離婚が成立しました。
所感
妻の離婚の意思は固いが、明確な法律上の離婚原因が見当たらない事案でした。早期に解決すべき事案と考えていましたので、当初の請求金額から減額しても、調停期日2回で離婚が成立させることができ、よかったと思います。
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大阪和音法律事務所
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