長期間別居が続いている夫婦間の離婚協議で、マンション等の財産分与や慰謝料・過去の婚姻費用の清算が争点となったが、夫名義のマンションの売却金の一部を妻に支払う等の内容で合意し、協議離婚が成立した事案
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長期間別居が続いている夫婦間の離婚協議で、マンション等の財産分与や慰謝料・過去の婚姻費用の清算が争点となったが、夫名義のマンションの売却金の一部を妻に支払う等の内容で合意し、協議離婚が成立した事案
事案内容 |
離婚 |
依頼者 |
30代後半女性 | 無職 | ||
相手方 |
夫:会社員 |
結婚暦 |
結婚歴10年 | うち別居期間 7年 | ||
子供 |
1人 |
事案内容
夫のモラハラが原因で別居を開始して長期間経過したため、妻が夫に対して離婚を要求。財産分与等で夫婦間に争いがあったため、離婚協議の代理人を受任。
手続
協議離婚成立
解決内容
弁護士より夫に連絡をとり、電話や面談での協議を何度も重ねました。特に財産分与・慰謝料・過去の婚姻費用について争いがありましたが、最終的に、①共有財産のマンションを売却し、売却代金から住宅ローン残額を差し引いた残額400万円のうち350万円を財産分与・慰謝料・過去の婚姻費用清算金として妻に支払う、②子のための学資保険の保険料を夫が離婚後も責任をもって支払う、という内容で協議がまとまり、協議離婚が成立しました。協議内容については、離婚協議書(公正証書)を作成しました。
所感
夫名義のマンションを売却しない限り、夫が財産分与等の支払いを行うことは不可能でしたので、マンションの売却活動をすすめながら、じっくりと夫との協議を行いました。時間は少しかかりましたが、最終的には夫と冷静な議論を進めることができ、また、依頼者にも譲歩を求めて、妥当な結論に至ることができたと思います。
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大阪和音法律事務所
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