セックスレスでの離婚

セックスレスでの離婚

 
 日本の夫婦は国際統計を比較してみてもセックスの回数が少ないという結果が出ています。夫婦が合意のうえでそういった結果が出ているのであれば何も問題はないのですが、夫婦のどちらかが一方的に相手の誘いを拒否し続けたり合理的な理由もないのにセックスを全くしないのであればいわゆるセックスレス状態に突入してしまいます。
 一般的にはセックスの無い状態が1か月以上続くことをセックスレスと呼んでいますが、セックスレス状態の夫婦はかなり多く、一説によると日本の夫婦の2組に1組はセックスレス状態にあるといわれています。
 セックスレスを軽く考えてはいけません。セックスレスは単に夫婦の間の問題ではなく、今後の家族計画にも影響する大きな問題です。セックスレスを理由に離婚を申し出られた場合、裁判所は婚姻の継続に重大な支障をきたしていると判断して離婚を認める可能性がかなり高くなります。セックスレスくらいでと軽く考えず、パートナーに悩みを打ち明けられたら真剣に向き合って問題解決に向けて動き出さなくてはいけません。
 ただし、合意的な理由があればセックスを拒否することは認められています。病気やけがで体の負担が大きかったり、子育てに忙しくろくに睡眠時間も取れないような状況であればセックスを拒否するのに合意的な理由がありますから、むしろそのような状況で相手の負担を考えずにセックスを要求する方に非があると判断されます。あまりにも態度がひどい場合はレイプに近い扱いを受けてしまいますから、要求を拒否している側ではなく無理やり要求している側が有責で離婚が成立する可能性があります。
 
 もしセックスレス状態に不満を感じているのであれば夫婦の話し合いを行う必要があります。レス状態に不満があることやもっとスキンシップを取りたいことを率直に打ち明け、なぜ誘いに応じてくれないのか相手の本心を聞きましょう。相手が合理的理由で拒否しているとわかればレス状態に対する不満も軽減されますし、逆に相手の体を気遣う余裕も生まれます。
 セックスレスになる理由としては日ごろの疲れや育児の忙しさに加え、相手を家族としてしか見られなくなってしまった、相性があわないといった理由も考えられます。問題の解決は簡単なことではありませんが、夫婦そろってカウンセリングを受けるなどすればお互いを求める気持ちが再び芽生えレス状態の解消が実現することは十分考えられます。セックスの問題は非常にデリケートな問題であり第三者に気軽に相談できるような問題ではありませんが、カウンセリングを通じてセックスレスの解消を目指すカップルの数はどんどん増えています。恥ずかしいからといって臆せずに勇気を出してカウンセリングを受けてみることも大切です。
 セックスレスの原因として怖いのが浮気です。相手が浮気をしていれば回数が減るのも当然ですが、浮気が原因となると夫婦の努力だけで状況を改善するのは困難です。再構築に成功しても相手に対する嫌悪感が先だってますますセックスレスになってしまう可能性もありますから、離婚に踏み切る勇気も求められます。
 セックスレスが原因で離婚する場合、どのような状況なのかを客観的に示す証拠が必要になります。どちらか一方の主張だけで状況を判断することはできませんから、裁判になった時にでも通用するような証拠を用意しておきましょう。
 一番簡単なのが日記をつけることです。日記は裁判でも証拠能力を持ちますから、誘いをかけた日や断られた日などを記録しておいてセックスレスの期間や現状を客観的な記録として残しておきましょう。解消に向けてどのような努力をしたのかも書いておくとより有力な証拠になります。
 夫婦の話し合いを記録した音声データなども証拠になります。相手に無断で録音してしまうとトラブルになりやすいので、録音する前に必ず相手の許可を取ってください。
 日本ではあまり夫婦間でのセックスは重要視されておらず、セックスレスくらいでと軽く見られてしまう向きも残念ながら存在します。しかし、夫婦の間で一方が我慢を強いられているというのは自然な状態ではありません。一方が不満をため込むだけの関係はもはや夫婦として破たんしているも同然です。セックスレスは立派な離婚理由になりますから、不満を抱えていなら思い切ってパートナーと話し合い、問題の解決が望めないようであれば離婚も視野に入れる必要があります。
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