夫のモラハラが原因でうつ病を発症した妻が弁護士に依頼し、5ヶ月で協議離婚が成立した事例

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解決事例23

夫のモラハラが原因でうつ病を発症した妻が弁護士に依頼し、5ヶ月で協議離婚が成立した事例
 

事案内容

離婚  

依頼者

30代女性、自営業

相手方

夫:会社員  

結婚暦

4年(別居4か月)

解決までの期間

約5か月      

 

事案内容

夫のモラハラに耐えかね、依頼者(妻)がうつ病を発症、愛犬を連れて妻が別居。夫も離婚はやむを得ないとの意思を有していたが、両者がわが子のように可愛がっていた愛犬をどちらが引き取るかが最大の問題。依頼者は夫との早期の離婚を強く希望するも、夫と直接話をしたり、メールが来たりしただけで精神不安定の状態になるため、夫との離婚の協議を進めてほしいとの内容で依頼。

 

手続

協議離婚成立

 

解決内容

夫に受任通知を送付したところ、すぐに夫から連絡があり、事務所で面談。夫は妻の条件を意外にも全て承諾。あとは離婚協議書の調印を待つだけとなった。しかし、その後、夫が離婚協議書の調印を拒み始め、交渉開始2か月で振り出しに。夫も弁護士に相談し、新たに、妻から夫への400万円の支払と引き換えに、妻に愛犬を譲るとの条件を提示。 夫と再度電話・メールで交渉を重ね、350万円を解決金として支払うことを条件に、依頼者が愛犬の所有権を取得するとの内容で合意し、協議離婚成立。

 

所感

夫からの新たな条件提示以降、支払う金額をいかに減額するかが焦点となった。収入・資産ともに妻の方が多く、公平に財産分与をすると400万円よりも多くの金額を払わなければならなかったため、400万の解決金で離婚できれば上出来であることを依頼者に説明し、400万円の支払いはやむを得ないとの依頼者の理解を得た点がポイント。その上で相手と交渉し、350万円まで下げることができた。
妻にある程度資金的余裕があったため、解決金の支払いがそれほど困難でなかったこと、妻が長い交渉を嫌い早期の離婚を望んだなどの事情もあり、夫からの新条件提示から2か月弱の早期でまとめられたと思う。
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大阪和音法律事務所

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